【心理学】人はどうやって記憶している?

心理学

皆さんはどうしても覚えなくてはいけない事を忘れてしまったり、忘れたい出来事をいつまでも覚えていたりしませんか?

人はどのように情報を記憶しているのか。また、効率的に長期記憶に保管する方法はあるのかという疑問についてお話ししていこうと思います。

読み進める前に”WTSNSKTR”このアルファベット覚えておいて下さい。

後半の方で英単語の暗記法を例に出していますが学生だけでなく社会人の方にも参考になると思います。

記憶のメカニズム

まずは、人が情報を記憶するメカニズムについて解説していきます。

感覚器官による受容情報はまず私たちの五感によって感知されます(視覚、味覚、聴覚、嗅覚、触覚)

情報処理感覚器官が受け取った情報は、脳の情報処理センターである大脳皮質に送られます。ここで情報は処理され、解釈されます。

短期記憶情報が処理された後、一時的な短期記憶に保持されます。この段階では、情報は記憶される前に活発に処理されるため、容量が限られています。

長期記憶短期記憶から長期記憶に移行するためには、情報は何度も繰り返し処理され深く結びつけられる必要があります。情報はより長期保管されるようになり、容量はほぼ無制限になります

情報の再取得情報を記憶するだけでなく、必要な場合に情報を再取得することが重要です。これは、記憶の再活性化プロセスであり、長期記憶に保持された情報をアクセス可能な状態にすることができます。

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スペーシング効果

スペーシング効果とは、短期記憶を長期記憶に移すために有効な方法の1つです

「一夜漬けで勉強するよりも、隙間時間を利用してこまめに学習するほうが長期的な記憶に残りやすいため最適だよ」という話ですが、これはもう誰でもわかると思います。

例えば、100個の英単語をあなたが暗記するとします。

「3時間連続で読んだり書いたりしながら勉強する方法」と、「20分勉強して20分休憩×3」をする方法どちらが暗記できると思いますか?

正解は後者です

後者の方の勉強時間は全2時間で前者は3時間連続です。

このことから勉強時間は必ずしも時間ではないということがわかります。

これは記憶だけでなく人間の集中力のメカニズムも影響しています。

人の集中力は15分という説があります。

これは15分しか連続して物事をできないというわけではありません。15分を過ぎると気が散ってくるためミスが増えやすかったり他のことが気になったりするということです。

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マジカルナンバー±2

「マジカルナンバー±2」とは、認知心理学者ミラーによって提唱された人の記憶に関する研究です。

被験者に何の関連性もないアルファベットの綴りを見せて反復させずに答えてもらうと、平均して五個から九個しか言えませんでした。

つまり、人の短期記憶の貯蔵限界は±2(5〜9)個ということを表しています。

この数字は国や性別超えても変わりませんでした。また、大人でも子供でも変えあることが無かったため彼は「マジカルナンバー±2」と名付けました。

ただし、、、

チャンクという方法を使えば覚えらる幅が増えます。

皆さん、この記事の最初に覚えておいて下さいと言ったアルファベット覚えてますか?

[WTSNSKTR]というランダムな単語をチャンクを作って意味をもたせればより簡単に暗記することができます。

例:WTSNSKTR(私の好きな食べ物はりんご)のような意味を持たせたチャンク

今回は8文字のアルファベットでしたが、チャンクを駆使すれば覚えられる幅は広がります。

クラウドとコリンズ

長期記憶をするために有効な方法の1つに関連性を持たせるという方法があります。

つまり、新しい情報を学ぶ際に、それを自分がすでに知っている情報と紐付けることで、記憶の定着を促すということです。

クラウドとコリンズは研究によりこの方法が記憶の定着に有効であることを示しました。

2つのグループに同じ単語リストを与え1つのグループは単語をカテゴリーごとにまとめて提示し、もう一方のグループにはランダムに提示しました。

その結果、カテゴリーごとにまとめて提示されたグループはランダムに提示されたグループよりも記憶の定着が良かったという結果が得られました

他にも彼らは記憶に関してさまざまな研究結果を残しています。

ステート依存効果:情報の処理や記憶の再現が、その時の身体的・精神的状態に依存している。

例えば、ある人が酒を飲んでいる時に学んだ情報は、その人が酒を飲んでいる状態である時に再現しやすくなります。

同様に、ある人が疲れている時に学んだ情報は、その人が疲れている状態である時に再現しやすくなります。

このように、身体的・精神的状態が情報の処理や記憶の再現に影響を与えることがステート依存効果です。

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非効率な暗記法

これまで人がどのように情報を記憶させているのか有効な記憶の仕方などについてお話ししてきました。

ここからは、短期記憶から長期記憶へと移すためにやらない方がいい又は非効率的なやり方について解説していきます

これから解説する内容は、無駄な勉強法のような事だと思って下さい。

一応、「英単語の暗記をする」と仮定して解説していきます。

反復をしない長期記憶に移るためには必ず反復しなくてはいけません。

ひたすら書くだけ10回書くよりも10回目で見て口に出す方が効率的です。

インプットのみ理解する事と、使えるようになる事は全く違います。

できる所もやるすでにできる内容は飛ばして下さい。

寝ないで暗記記憶のメカニズムには脳が関与しているので、眠気があるときは一旦寝て下さい。

休憩を取らない脳は疲れを感じると五感から得た情報をシャットダウンしてしまいます。

同じ所だけ反復反復(復習)+新しい情報で組み合わせて下さい。

ペースが遅い単語帳だと50単語10分以内で回して下さい。

できる所は飛ばした方が確実に効率が良いですが、注意して欲しいのができると思い込んでいる内容が意外とあるので、前提としてできるかどうか何度かチェックした上で完璧なら飛ばして下さい。

単語帳に限った話かもしれませんが、凄くペースが遅いことが暗記できない原因となっている人がいます。

暗記は短期記憶から長期記憶に移す作業です。

要は、回転数を上げたらいいだけです。加えて、関連付けることで定着していきます。

私がよくやっていたのが、朝起きてまず50単語を暗記します。(10分)

大学までの移動中に先程の50単語をまた暗記します。(10分)

お昼ご飯の時間に同じ作業をします。(10分)

夕方に同じ50単語を復習し、新しい50単語を寝る前に暗記します。(計20分)

これの繰り返しです。

なので、1日目は隙間時間で計50分程度です。

7日で350単語〜400単語には触れることができます。

8日目は1日目の50単語と新しい50単語を勉強するようにして下さい。

(1日目の50単語と、8日目の全く新しい50単語ということです。)

私はバカだったので50単語が限界でしたが、皆さんは100単語でやってみても良いかもしれません。

あくまで私がやっていただけなので、他に効率の良い方法がすでにある方は無視していただいて構いません。

最後に

私は学生時代に非効率的な学習方法によってたくさん無駄な時間を過ごしてしまいました。

皆さんには、効率的で無駄の無い学習をして欲しいと思い記憶のメカニズムを踏まえてまとめてみました。

良い暗記方法というのは人により異なりますが、悪い暗記法は共通しているので皆さんは良い暗記法で効率的に学習を進めて下さい。

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