【心理学】ユングという人物を学ぼう

心理学

皆さん、心理学で有名なユングに関してどのくらい理解しているでしょうか。名前は聞いたことがあるけど深くは知らないという方はぜひ読んでみて下さい。

この記事でわかること

・ユングの人物像

・ユングとフロイトの関係

・ユングの理論

・お勧めの書籍

心理学者ユング

カール・グスタフ・ユング(Carl Gustav Jung)はスイスの心理学者・精神科医であり、20世紀の心理学において重要な役割を果たしました。

スイスの心理学者国際精神分析会初代会長

アドラーやフロイトと並び、現代の心理学や精神分析に大きな影響を与えた人物ですね。

〜フロイトの生い立ち〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』引用

カール・グスタフ・ユングは1875年7月26日にスイスのケスヴィル(Kesswil)で生まれました。

父はパウル・アヒレス・ユング、母はエミーリエ・プライスヴェルクの間に生まれた長男でした。

ユングは農村地域で育ちましたが、幼い頃から神学者になりことを夢見ていました。

ユングは若い頃から学業で優れた成績を収め、幅広い学問に興味を持ちました。彼は文学、自然科学、医学、特に心理学に関心を寄せていました。

1895年にバーゼル大学で医学を学び、その後、精神病院での臨床実験を行います。

1896年、ユングはエマと結婚。彼女との間には5人の子供が生まれました。結婚後、ユングはウィーンでフロイトと出会い、彼の精神分析理論に深い関心を抱きました。この出会いがユングの後のキャリアに大きな影響を与えることとなります。

ユングはフロイトとの関係を通じて「無意識」の研究や「夢」の解釈に興味を持つようになりました。彼はフロイトに理論に貢献し、精神分析の発展に寄与しましたが、後に独自のアプローチを追求するために分裂することとなります。

ユングは自身の理論を発展させ分析心理学を確立。彼は、神秘主義・神話・宗教・文化の要素を重視し、個人的無意識と集合的無意識の研究を進めました。

ユングはその後も長いキャリアを通じて精力的に研究を行い、数多くの著作を発表しました。彼の貢献は心理学だけでなく、宗教・哲学・文学などの領域にも波及しました。

ユングは1961年6月6日にスイスのチューリッヒでなくなりましたが、彼のアイデアと影響力は現代の心理学においても広く認められています。

ユングとフロイトの関係性

フロイトの弟子として知られるユングですが実は円満な関係性ではありませんでした。

ユングはフロイトの理論とアプローチに深い関心を抱き、フロイトとの親しい関係を築きました。ユングはフロイトの最初の弟子の1人であり、彼のアイデアに基づいた精神分析の実施を行いました。

彼らは共同して研究を行い、個人的な対話を重ねるなど一時期は非常に親密な関係でした。

しかし、次第にユングとフロイトの間には理論的な相違が浮上し始めます。

ユングはフロイトの重視する性的な要素に対してもっと広範な視点を持ち、個人的無意識や集合的無意識といった概念を重視しました。

ユングは宗教や神秘的な経験、神話といった領域にも関心を持ち、これらを心理学の研究対象としました。一方、フロイトはこれらを個人的な幻想や抑圧の産物とみなし、重要性を否定する傾向がありました。

このような理論的な相違と個人的な対立が積み重なり、ユングとフロイトの関係は次第に悪化しました。最終的に1913年には2人の間で決裂が起こり、ユングは国際精神分析学会から離脱。

独自の道を進むと決めたユングは自分自身の理論を発展させ、分析心理学を確立しました。

簡単にまとめると、大きな枠組みで意気投合してめっちゃ仲良くなったけど2人のやりたいことを細分化していったら気が合わなくなった感じですね。

音楽というジャンルで気が合って親友みたいな存在になったけど、いざ2人で音楽をしようと話してみたら、2人のやりたい音楽が違った的な。

最初は師弟関係だったので少しズレてる気もしますが、要は価値観の違いですかね。

具体的にどのようなズレがあったの?

フロイトは性的な話題が多かったのに対して、ユングは骨格などに興味があったんだ。

性的な話題を好むフロイトですが、ユングは性的な言葉や行為を宗教や霊的なこととして捉えたのに対して、フロイトは文字通りの解釈をしていました。

日常会話でも思想的面でも2人の間に大きなズレが生じていったのではないでしょうか。

ユングの考え方

ユングが提唱する理論を私なりにできる限り短く簡単にまとめて見ようと思います。

深く学びたい方は、是非ユングの著作を読んでみて下さい。

理論①:分析心理学

ユングはフロイトの精神分析理論とは異なる独自の心理学体系を構築しました。彼のアプローチは「分析心理学」と呼ばれ、個人の心の中に存在する無意識の力やシンボルの重要性に注目しています。

フロイトとの違いは焦点です。フロイトは性的欲求とトラウマに焦点を当てています。一方ユングは無意識をより広い視点で捉え、個人の精神構造や意味の探究に関心を持っていました。

理論②:個人的無意識と集合的無意識

個人的無意識は、個人の心の奥深くに存在する無意識の領域を指します。個人の経験や記憶の中で意識化されていない要素や、抑圧された感情や衝動、未解決の問題などが個人的無意識に存在します。

集合的無意識は、人類全体に共有される無意識の領域を指します。ユングは、集合的無意識がアーキタイプと呼ばれる共通のシンボルやイメージを含んでいると考えました。

ユングの視点では、個人的無意識と集合的無意識は相互に関連し、人々の意識や行動に強い影響を与えるとされています。ちなみにフロイトは個人的無意識と集合的無意識は対立関係であると考えています。

理論③:夢分析

ユングの夢分析は、個人の夢を詳細に探究し夢のイメージやシンボルを解釈することで、個人の内面的な要素や潜在能力を理解し、個人の意識化と成長を助けることを目指していました。

ユングはより広い範囲の意味や象徴を重視し、個人の内面的な要素や意識化の促進に焦点を当てていました。一方フロイトは、無意識の欲求やトラウマによる夢の解釈により重点を置きました。(自由連想法)

ユングは夢=無意識の領域にある情報を理解できるかも。

フロイトは夢=ただの願望や。

理論④:心理的タイプ論

ユングは、人々の基本的な心理的な態度や関心の方向性に基づいて、様々な心理的タイプに分類しました。例を挙げると、外交的か内向的か・直感型か感覚型か・思考型か感情型かなど。

最近流行っているMBTI診断もこのユングの心理的タイプ論から開発されました。

ユングの残した言葉とオススメの著作

There is no coming to consciousness without pain.
(痛みなしには意識する事はできない。)

You are what you do, not what you say you’ll do.
(あなたの言うことではなく、あなたのすることがあなた自身なのだ。)

I am not what happened to me, I am what I choose to become.
(私は、自分に日々起きた出来事によって創られた存在ではない。私は、自分自身の意志で選択して築きあげられたものである。)

心のトリセツ「ユング心理学」がよくわかる本

個人的にはユングを学ぶ上で1番分かりやすい本だと感じました。

本の難易度によっては理解するのに結構苦労しますが、こちらの本は完全に初心者向けです。名前は聞いたことあるけど具体的にユングが何をした人なのか分からないという人はこちらの本からスタートするとスムーズに理解できると思います。

ユング心理学入門

先ほどの本に比べると少し難易度が上がる印象です。

基本的に〇〇入門は優しめに書かれていることが多いですが、ユングに関しては少しだけ難しく感じると思います。基本的にはフロイトに少し触れてからユング関連の著書を読むことを推奨します。

フロイト、ユング、アドラーの心理学で実は日本人に1番あった考え方なのではないかと言われているのはユングです。個人的にはアドラーが学んでいて1番面白かったですが、これを機にぜひユングについて理解を深めてみて下さい。( ^∀^)

まとめ

まとめ

スイスの心理学者国際精神分析会初代会長

分析心理学

個人的無意識と集合的無意識

夢分析

心理的タイプ論

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